南会津町通学路交通安全プログラム
1.プログラムの目的
平成24年、全国で登下校中の児童生徒が死傷する交通事故が相次いで発生したことから、平成24年8月に各小学校の通学路において関係機関と連携して緊急合同点検を実施し、必要な対策内容についても関係機関で協議してきました。
引き続き通学路の安全確保に向けた取組を行うため、このたび、関係機関の連携体制を構築し、「南会津町通学路交通安全プログラム」を策定しました。
今後は、本プログラムに基づき、関係機関が連携して、児童生徒が安全に通学できるように通学路の安全確保を図っていきます。
2.通学路安全推進会議の設置
平成26年2月20日の第1回会議において、関係機関の連携を図るため、以下をメンバーとする「通学路安全推進会議」を設置しました。本プログラムは、この会議で議論し、策定しました。
- 南会津町教育委員会 学校教育課
- 南会津町住民生活課 消防交通係
- 南会津町建設課 土木係
- 南会津警察署 交通係
- 南会津町立小学校(管理職代表・PTA代表等)
- 福島県南会津建設事務所
- 福島県山口土木事務所
3.取組方針
(1)基本的な考え方
継続的に通学路の安全を確保するため、緊急合同点検後も合同点検を継続するとともに、対策実施後の効果把握も行い、対策の改善・充実を行います。これらの取組をPDCAサイクルとして繰り返し実施し、通学路の安全性向上を図っていきます。
[通学路安全確保のためのPDCAサイクル]
(2)定期的な合同点検
○合同点検の実施時期等
・町内小学校を東部地区、西部地区2つのグループに分け、それぞれ2年1度、合同点検を実施します。
・実施時期については、積雪時の危険箇所の把握が必要であることから、夏期冬期を交互に行います。
・効率的・効果的に合同点検を行うため、通学路安全推進会議において、重点課題を設定し、合同点検を実施します。
実施年 | 実施時期 | 実施予定月 | |
---|---|---|---|
第1回 | 平成26年 | 夏期 | 4月~5月 |
第2回 | 平成28年 | 冬期 | 12月~1月 |
第3回 | 平成30年 | 夏期 | 4月~5月 |
第4回 | 令和3年 | 夏期 | 9月 |
第5回 | 令和5年 | 冬期 | 12月~1月 |
○合同点検の体制
・小学校ごとに、学校、保護者、道路管理者、警察、自治会等が参加する合同点検を行います。
(3)対策の検討
・合同点検の結果から明らかになった対策必要箇所について、箇所ごとに、歩道整備や防護柵設置のようなハード対策や、交通規制や交通安全教育のようなソフト対策など、対策必要箇所に応じて具体的な実施メニューを検討します。
(4)対策の実施
・対策の実施にあたっては、対策が円滑に進むよう、関係者間で連携を図ります。
(5)対策効果の把握
○合同点検結果に基づく対策実施後の箇所等について、実際に期待した効果が上がっているのか、また児童が安全になったと感じているのか等を確認するため、
・地域住民へのアンケート実施
・車両と歩行者の離隔を測定
など、対策実施後の効果を把握するための手法を検討し、対策効果の把握を実施します。
(6)対策の改善・充実
・対策実施後も、合同点検や効果把握の結果を踏まえて、対策内容の改善・充実を図ります。
4.対策箇所一覧、要対策箇所図の公表
小学校ごとの点検結果や対策内容については、関係者間で認識を共有するために、小学校ごとの「対策箇所一覧表」及び「要対策箇所図」を作成し、公表します。
【平成26年度】対策箇所一覧表(PDFファイル:120.2KB)
【平成28年度】対策箇所一覧表(PDFファイル:134.1KB)
【平成30年度】対策箇所一覧表(PDFファイル:137.6KB)
【令和元年度】対策箇所一覧表(PDFファイル:146.7KB)
【平成26年度】要対策箇所(PDFファイル:499.1KB)
【平成28年度】要対策箇所(PDFファイル:629.3KB)
更新日:2022年08月30日