国重要伝統的建造物群「前沢曲家集落」
前沢曲家集落について

前沢曲家集落は、平成23年6月に「南会津町前沢」として国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
明治40年、集落のほとんどの建物を焼失した大火の後に、周辺地域の大工の手により一斉に再建されたため、統一的な意匠による景観が形成されました。
家屋(主屋)は、茅葺屋根でその構造から直家とL 字型の中門造(曲家)に分類され、中門造が多くを占めています。中門造は、かつて家族同様に大切にされてきた農耕馬と人が一緒に生活する構造となっており、妻面には、明かり取りの窓、梁と貫の木組み、前包の彫刻、狐格子など意匠性の高い造りとなっています。
集落内には、中門造(曲家)13棟を含む19棟があり、現在も人々の暮らしが息づいており、日本の原風景を今に残しています。集落内には、実際に曲家の中に入り昔の農家の暮らしぶりを体感できる「前沢曲家資料館」や「前沢交流館」、「そば処曲家」などがあります。
集落内をご覧になるには
| 開園期間 | 毎年4月下旬から11月下旬 |
| 開園時間 | 8時30分から16時30分 |
| 入場料 | 一般:300円 高校生以下:150円 ※団体料金あり(20名様以上) ※未就学児および南会津町民は無料 |
| 問い合わせ先 | 前沢景観保存会 電話 0241-72-8977 ※冬期間不通となります。 |
【お願い】
前沢曲家集落の茅葺屋根の建物のほとんどは、現に住宅として住民が生活しております。敷地へ立ち入る際や、写真撮影でカメラを住民に向ける際は、ひと言お声かけいただくなど、マナーを遵守くださるようお願いいたします。
ドローン撮影については、前沢景観保存会へお問い合わせください。
曲家とは

曲家とは、人が生活する母屋と、かつて家族同様に大切にされてきた農耕馬が暮らす馬屋が一体となったL字型の民家です。
前沢集落の曲家は中門造といって雪国で見られる形式です。馬屋沿いに母屋への通路を設けて妻側に出入口をもつのが特徴となります。
母屋と馬屋をつなげているのは、雪深い中、外の馬屋へ世話をしに行くたびの雪かきが大変だったこと、釜戸の排熱を馬屋を通すことで冬の寒さから馬を守るためからです。さらに中門には馬屋や便所を設け、雪に閉ざされる冬の生活への工夫がありました。
集落内のみどころ

集落内には様々なみどころがあります。
前沢景観保存会では「前沢おもてなし案内人」としてガイドを実施しています。
※事前予約制となりますので、ご希望の方は前沢景観保存会までお問い合わせください。
電話:0241-72-8977
水車とバッタリ小屋



「うつくしまの音30選」
集落の出入り口にあり、水の流れる音とリズミカルな杵の音がのどかさや憩いを感じさせます。
かつて製粉などに使われていました。
前沢曲家資料館
実際に中に入り、集落の人々の暮らしを感じることができます。
当時の間取りをそのまま残した館内には、農具や民具も展示されており、奥の「ざしき」には町の指定有形文化財「不動明王立像及び二童子立像」が保存公開されています。
大杉跡保存館
「お杉」と呼ばれていた村のシンボル。
推定樹齢800年でしたが、平成4年8月、突風で倒れてしまいました。集落のシンボルとして後世に残そうと残った根元を被い、現在は神社として大切に祀られています。
薬師堂
明治40年の大火で焼失しましたが、その後再建されました。再建時に天井に瑠璃色を基調とした絵画が描かれ、建物入り口にも瑠璃色に塗装された痕跡が残っています。
そば処 曲家

舘岩地域は朝晩の寒暖の差が大きく、標高800mほどの高地で栽培された「たていわ在来種」のそばは、風味が良いことで知られています。
前沢曲家集落入口にある民家の趣きのある店舗で、自家栽培、自家製粉の舘岩産十割そばをお召し上がりいただけます。
| 営業時間 | 11時から15時30分(15時ラストオーダー) |
| 定休日 | 毎週火曜日 ※冬期間休業 |
| 問い合わせ先 | 0241-78-2340 |
アクセス
住所:南会津町前沢337番地
【お車でお越しの場合】
■東北自動車道 西那須野塩原ICより国道400号、国道121号、国道352号を経由して約90分
■東北自動車道 白河ICより国道4号、国道121号、国道352号を経由して約110分
【駐車場】
集落入口駐車場:普通車11台、大型バス4台
木地の里駐車場:普通車28台、大型バス5台








更新日:2026年09月09日