祭事当日の流れ【7月22~24日】

更新日:2021年06月17日

7月22日 宵祭

袴を着た男性の方々が座り、お辞儀をしている写真
花の髪飾りを付け巫女装束を着用した女性4人が並んで扇子を持っている写真
3人の子供達のうちの1人が日本の国旗柄の扇子を持っている写真

神事

 神社での例大祭の後、本陣(当番お党屋本)にて夕御饌神事が行われます。

屋台運行

 夕方からの呼び物は大屋台。大勢の子供たちを乗せ、祇園囃子を奏でます。子供歌舞伎の上演とともに、町内を押し歩いてゆきます。

7月23日 本祭

裃姿に草履履き男性と着物を着た女性が七行器行列の写真
丸髷の髪をして白の着物にピンクの帯をした女性が七行器を持っている写真
和太鼓の横でお辞儀をする子供達に神主がんがお米を撒いている写真

榊迎え

 夜が明けないうちに、渡御神輿台に取り付ける榊となる楢の若木を党本へ迎えます。来年のお党屋組がこの役にあたります。

神輿洗い

 渡しと請取りのお党屋組が裃姿で、社殿から二台の神輿を出し、清水でもって拭き清めます。

七度の使い

 裃姿に草履履きで手水を使い、社頭にて参拝を6度繰返し、7度目は本陣に戻り、七行器行列の先頭で参向し、お党屋への御神幸を願う最高の尊者として参拝します。

七行器行列

 七行器は「ナナホカイ」と呼び、7つの器のことを言います。7つの行器に濁酒の御神酒・赤飯・鯖を盛りおさめ、お党屋組中両親持ちの男女がこれを奉持して奉献する神事であり、祭礼中の重儀(最高の儀式)として奉仕されます。
 早朝(7時50分ごろ)当番お党屋組本陣を出発します。選ばれた行器の奉持者を始め、その介添として親戚縁者。男子は裃着白緒草履、婦人既婚者は丸髷、未婚者は島田髷を結い、江戸褄、その外晴着盛装をし、七度の使いを先頭に警固(氏子総代)・神馬・行器の奉持者・介添・氏子総代・当番お党屋組員、外親類縁者共に恒例百余名の行列となります。
 七行器行列は、田出宇賀神社への奉献神事ですが、現行は熊野神社への奉献行列も続き、行器は3つを加え十行器を数えます。

お仕度触れ

 波に千鳥模様の裂羽織、5色の襷掛け、中には派手模様の単浴衣、女帯を前結び、頭へ1枚板の冠を載せ太紐で結わえ、右手に赤房付の軍配を持ち、草履履きでの出で立ちで、歌舞伎の六方を踏む様な大仰な身振りと共に「お仕度触れ」と「お立触れ」とを大声で触れ歩きます。

神輿発輿

 発輿に先立ち「神輿祓式」「神輿遷座式」が行われ、午前10時頃出立のお神輿の巡幸を迎える。明治中頃まで行われていた大名行列が描かれた田出宇賀神社神輿渡御の古図(江戸時代の版画)が残っています。

保露花

 神輿渡御に供奉する保露武者から授かる保露花と呼ばれる造花。古くは保露花を煎じて飲むと疫病除けになると言われ、現在でもこれを縁起物とする風習が残っています。

盛砂

 当番お党屋組境にてお神輿を出迎える。「盛砂」を撒き清めながら本陣前へ先導します。

神輿奉遷

 当番お党屋組本陣の前庭に奉遷します。

神輿前神事

 本陣前庭のお神輿前にて、前後のお党屋組、当番お党屋組、党本は夫婦揃って参列し神事を行います。

神橋

 神輿前神事後、神橋を渡り本陣神棚前へ参入します。神棚拝礼後、童子によるお手掛、お茶、煙草盆の接待を受けます。

御鉢米神事

 「請取渡し」とも言われ、3組党本は夫婦揃って参列し、卜占と予祝神楽の御鉢米を撤じ、拝辞を奉上し神事を行います。

町内諸掛御使いの事

 町内の警固および諸準備整いたる旨のお使いがあり、古くより代々「本家笹屋渡部家」がこの役に当たります。この使いの後、お神輿の巡幸となります。

御旅所・力杖休御

 現在は、御旅所が5箇所、力杖休御が1箇所となります。
 東町御旅所「室井家」では、泥鰌汁での接待を、中町力杖休御「黒川家」では屋敷前庭にての祓いを慣例とします。

屋台運行

 田島の大屋台は、子供歌舞伎の移動舞台で、前半分が舞台、後半分が楽屋となっており、芸場(歌舞伎を披露する家の前)への順回路をめぐって、世話人同士のかけひきが続きます。舞台は軌道修正を繰り返しながら「オーンサンヤレカケロ」の子どもたちの声援を受けて、屋台をひき回します。
 興は乗って古来のけんか屋台をしのばせ、祭りの雰囲気を盛り立てます。

祇󠄀園太鼓

 祇園絵巻の幕開けを告げる華やかな演奏です。

神主さんがお祓い棒を持ちお祓いし、周りの方々はお辞儀をしている写真
破魔矢を持ち赤と白の衣装を着た子供達が行列する写真
提灯の沢山下がった屋台に子供達が乗っている周りに、法被や裃を着た男性達が集まっている写真

7月24日 太々御神楽祭

巫女装束を着用した4人が扇子を持ち右手を上に挙げている写真
祇園祭成就奉賽神事を見に来た観客たちを後方から写した写真
キツネのお面に赤い衣装を着た方が神楽を披露している写真

帰座ノ神事

 「お棚こわし」とも言い、党本の神棚を取り払います。

諸道具引譲り

 帰座ノ神事終わりて、来年のお党屋へ使いをなし、諸道具一切を譲り渡します。

諸道具引譲り

 党本持参の神幣を本殿内に奉鎮し、祇園祭成就奉賽神事を行います。

太々御神楽奉奏

 祇園祭の後祭は午後1時に、神楽殿にて始められる氏子の楽人により継承される田出宇賀神社一社相伝の出雲流太々御神楽、天地開闢・鎮悪神・岩戸開など13座の神舞の奉奏を以って終了となります。

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