持続可能な地域創造に関する連携協定のステップアップについて ~双日株式会社と連携した林業振興に向けて~
令和6年2月26日、南会津町は双日株式会社(以下「双日」)と、里山保全を通じて自然災害に強いまちづくりと持続可能な林業の実現、ならびに地域経済の発展を共に目指すため、連携協定を締結しました。
本協定に基づき、南会津町と双日は、互いの知見と資源を持ち寄り、里山の保全とクロモジをはじめとする付加価値の高い樹木の栽培、森林資源を利活用した新たな製品・サービスの開発に協働して取り組んでいます。町と企業がそれぞれの強みを生かし合うことで、具体的な成果が着実に生まれており、魅力的なまちづくりの推進につながっています。
双日は、令和4年11月から南会津町と連携して町内でクロモジの植樹と管理を進めており、これまでに約5ヘクタールの土地に25,000本のクロモジを共に植樹するとともに、天然クロモジの採取から精油の商品化まで一体となって取り組んでいます。令和7年度からは、町有地の一部についても分収造林契約を結び、南会津町と連携してクロモジの植樹活動をさらに力強く推進しています。植栽したクロモジは順調に生育しており、南会津町が福島県内における特産品・クロモジ活用の先進地として、新たな産業へ成長していく可能性を高めています。こうした取組は、自然環境の保護、林業の活性化、新たな分野の事業創出に、双方の協働により着実に寄与しています。
活動の拠点である針生地区においても、南会津町と双日の連携のもと、有志による「針生地区最適土地利用協議会」を設立し、地域の特性を活かした農用地の保全と活用を目指して、遊休農地の再生に取り組むなど、地域の活性化にもつながっています。これは、地域・行政・企業が互いに学び合い、支え合いながら進める双方向の連携による成果です。
これまで十分に活かされてこなかった香木「クロモジ」を新たな地域資源として位置づけ、南会津町と双日が連携して事業展開を進めることで、魅力的な商品化や特産品化が期待され、関係人口の拡大も見込まれます。南会津町は、県内におけるクロモジ活用の先進地としての歩みをさらに進めるとともに、双日をはじめとする多様なパートナーと共に、地域資源を新しい産業へ育てていく取組を積極的に展開していきます。


R8.5.29双日株式会社会長視察
「南会津町と双日株式会社との持続可能な地域創造に関する連携協定」の締結について
福島県南会津郡南会津町(町長:渡部正義)と双日株式会社(以下「双日」)は、里山の間伐と植樹により、里山を保全して価値ある再生利用が可能な樹木を育成することで、近年の劇的な気象状況の変化に耐えうる安全な生活環境の確保と自然環境の保護及び持続可能な林業や地域経済の実現を推進することを目的に持続可能な地域創造に関する連携協定を締結しました。
1.協定締結の背景
南会津町は、町の総面積の約92%、81,000haを超える広大な森林面積を有し、昭和30年代には日本屈指の広葉樹材の生産地として栄えていた時期もありました。町は、「木の町みなみあいづ」の復権と、今も残るこの貴重な森林資源を活用した林産業による町の振興に取り組んでいます。
双日株式会社は、160年以上にわたり多くの国と地域の発展を、ビジネスという側面からサポートし、現在も国内外約400社の連結対象会社とともに、世界の様々な国と地域に事業を展開する総合商社として、幅広いビジネスを展開しています。当町においては、令和4年度よりクロモジの苗木の植栽を行っています。
今回の協定締結を機に、南会津町の森林資源と双日の持つ商品の販売ノウハウや販売網を結びつけ、次の連携事項を進めることによって、持続可能な地域の創造に取り組んでまいります。
2.連携事項
(1)持続可能な林業を展開・拡大していくための山林・土地の利活用、植林の種苗や技術的支援と価値ある製品とサービス化を推進すること。
(2)林業をとりまく産業や文化を再興させ、雇用の創出や企業の誘致を推進し、人が留まり・人が集まる町づくりを推進すること。
(3)その他、この協定の目的に資する事業及び南会津町の課題解決に向けた事業に関すること。
※協定調印式を挙行しました。
日 時:令和6年2月26日(月曜日)、午前11:00~
場 所:みなみあいづ森と木の情報・活動ステーション「きとね」
署名人:渡部正義(南会津町長)
金武達彦(双日株式会社執行役員・自動車本部長)
「南会津町と双日株式会社との持続可能な地域創造に関する連携協定」協定書
左:南会津町長 右:双日株式会社 自動車本部長
町産材木製協定書ホルダー








更新日:2026年05月29日