ひめさゆりについて

更新日:2022年02月08日

きれいに咲いた薄ピンク色のひめさゆりの奥に樹木が写っている写真

ひめさゆり

ひめさゆり

ひめさゆりは、宮城県南部及び新潟県、福島県、山形県が県境を接する飯豊連峰、吾妻山、守門岳周辺に自生する日本国有のユリ科の植物です。一般的には「オトメユリ」とも呼ばれいますが、当地域ではひめさゆりの名で親しまれています。貴重な植物で、野生種は環境省のレットリストで準絶滅危惧種に指定されています。

ひめさゆりの開花時期

高清水自然公園のひめさゆりは、例年6月中旬以降に開花が始まります。 最盛期は例年6月25日辺りの前後3日程度が目安で、7月上旬前半にはほぼ開花を終えます。
冬の積雪量や春以降の気候等により、初開花や満開時期が若干前後したり、全体の開花期間に長短がありますので、 開花状況は6月初旬頃に下記までお問合せください。 

お問い合わせ

  • 高清水自然公園管理棟「森の家」 電話番号 0241‐73‐2115
  • 南会津町観光物産協会 南郷観光センター 電話番号 0241‐64‐5811
  • 南会津町南郷総合支所 振興課 電話番号 0241‐72‐2900
  • 道の駅きらら289 電話番号0241-71-1289

繁殖と成長

ひめさゆりは種で繁殖します。
秋に地面に落ちた種が土中に入り、翌年根が生えて小さな球根をつけます。
3年目の春、一片の葉が地表に表れ、翌年その葉が大きくなり、日光を浴びて球根に養分を蓄えます。
5年目、茎を伸ばし葉も2~3枚に増え、さらに球根が成長します。
6年目には葉が5~6枚に増え、ようやく1輪の花をつけます。
そしてその翌年からは球根の成長に伴い、1年に1輪ずつ花を増やし続けます。

ひめさゆりとワラビについて

群生地内に繁茂しているワラビは、ひめさゆりと共生しています。
しなやかで強靭に伸びたワラビは、ひめさゆりの間隙に密生し、葉で適度な日陰をつくり地温の上昇を防ぎ、茎で強風を和らげると考えられます。ワラビの根は、ひめさゆりの球根をねずみやモグラの食害から守っています。ひめさゆり同様、ワラビの採取も禁止しています。

この記事に関するお問い合わせ先

南郷総合支所 振興課 企画観光係

〒967-0611
福島県南会津郡南会津町山口字村上864番地

電話番号:0241-72-2900
ファックス:0241-72-2002
メールフォームによるお問い合わせ