新町プロフィール

更新日:2021年04月01日

南会津町は、福島県の南西部に位置しています。
平成18年3月20日に田島町・舘岩村・伊南村・南郷村が合併して誕生しました。
会津地方の中心、会津若松市まで約45キロメートル の位置にあり、東北地方の南の玄関口となる地域です。
地形は、越後山系から連なる帝釈山(標高2,059.6メートル)を最高峰に、山に囲まれており本庁舎の標高は550メートルとなっています。
河川は、荒海山を源とする阿賀川水系と伊南川水系の2つを有し、水系とその支流沿いに5本の国道が走り集落が点在しています。
気候は、夏は朝夕しのぎやすく、冬は厳しい日本海型に属し、特に西部地区は特別豪雪地帯に指定されています。

本町の歴史は古く、石器、土器の出土により縄文時代以前から先人の居住が知られています。
鎌倉時代に長沼氏の所領として田島地域に鴫山城が築かれ、江戸時代には、舘岩・伊南・南郷地域ともに幕府直轄「天領御蔵入」となり、その後も会津西街道の主要宿場町として栄えました。現在の姿に至るまでの経緯は、次のとおりです。

合併の経緯

合併の経緯詳細

南会津町

平成18年3月20日合併

田島町

明治22年に、現在の大字単位で存在していた19の村を田島村・檜沢村(ひさわ)・荒海村の3つの村に再編
昭和30年に田島町・檜沢(ひさわ)村・荒海村が合併し田島町

舘岩村

明治22年7ヵ村を合併し舘岩村と改称

伊南村

明治22年伊南・大川・檜枝岐組合村となり、その後大正6年に檜枝岐村が分離
昭和30年に伊南村・大川村が合併し伊南村として4月1日に誕生

南郷村

昭和30年7月20日に大宮村、富田村が合併し南郷村が誕生

南会津町は東西43キロメートル、南北38キロメートル、総面積886.47平方キロメートルで、その約92%が森林で占められています。

南会津町の面積

南会津町の面積詳細

総面積(平方キロメートル)

886.47

宅地(平方キロメートル)

5.68

農地用(田)(平方キロメートル)

16.17

農地用(畑)(平方キロメートル)

12.32

森林(平方キロメートル)

816.67

原野(平方キロメートル)

11.48

雑種地(平方キロメートル)

5.02

その他(平方キロメートル)

19.13

資料:「固定資産概要調書(土地)」(平成27年1月1日現在)

旧4町村プロフィール

田島町

田島町のシンボルマーク

田島町は、鎌倉時代に長沼氏により鴫山城が築かれ、また、江戸時代には、会津西街道の宿場町として、南会津地方の中心地としての役割を担ってきました。現在でも、医療機関、国、県の行政機関がおかれています。田島町は昭和30年4月、旧田島町、 桧沢村(ひさわむら)、 荒海村(あらかいむら) の1町2村が合併しました。

花嫁姿の女性達が1列に並び歩いており、その様子を見ている方々の写真

800余年の歴史を誇る
会津田島祇園祭の「七行器(ななほかい)行列」

当地方の産業は、以前は稲作などの農業や豊かな自然資源を生かした林業が古くからの中心となっていました。現在では、自動車部品や機械、縫製、光学レンズの製造などの製造業も盛んになっており、町民の雇用の場の役割を担っています。また、近年「御蔵入の里〜会津山村道場〜」などを中心として、都市との交流促進を図るための拠点づくりも進められ、台鞍山スキー場、国指定天然記念物「駒止湿原(こまどしつげん)」とあわせ、豊かな自然を活かした地域づくりが進められています。
さらに、人々の熱い心意気に育まれた「会津田島祇園祭(あいづたじま ぎおんさい)」は、夏の風物詩として、田島の夏に彩りを添えています。

舘岩村

舘岩村のシンボルマーク

舘岩村は、四方を山々に囲まれ、高山植物の宝庫である田代山湿原、風情漂う湯の花温泉・木賊温泉、渓流釣りのメッカ湯ノ岐川・西根川・鱒沢渓谷など、四季折々の美しい自然はまさに “山紫水明の里”です。また、昔ながらの絵に描いたような、茅葺き曲家集落の原風景が息づいております。福島県の西南端、栃木県境に位置し、会津地方の南の玄関口として、会津高原と首都圏を結ぶ、重要な役割を担っております。

四方を山々に囲まれた集落の写真

前沢曲家集落

豊かな自然環境を守りながら、会津高原たかつえスキー場の開発、花のお宿の里づくり事業、さいたま市や東京都墨田区などとの都市交流をはじめ、『そば』『赤かぶ』の特産化、五穀の里づくりをすすめ、農業と観光の複合化による村づくりを目指しております。全国的にも例のない公設民営の医療包括施設や、全世帯加入のケーブルテレビを活用し、少子高齢化に対応した新たな時代に向けた施策を展開しております。

伊南村

伊南村のシンボルマーク

伊南村は、四方を緑豊かな山々に囲まれ、村の中央を一級河川清流伊南川が縦断するように流れ、手つかずの大自然が今なお多く残っている自然豊かな村です。
村はその昔、城下町として栄え、国指定重要有形文化財の大桃の舞台を始め、古町の大いちょう、久川城跡などの歴史的文化財も多く残っています。

木造づくりの建物があり、周りには大きな石で囲まれた温泉の写真

古町温泉赤岩荘

観光も伊南村においては欠かすことの出来ない産業になっています。第一に温泉ですが、小豆温泉、古町温泉の二つの温泉があり、小豆温泉は、日帰り温泉施設“窓明の湯”、宿泊施設“花木の宿”があります。古町温泉では赤褐色の温泉が珍しく、温泉ファンには秘湯として楽しまれています。
第二に会津高原高畑スキー場があり、全国的にもスキーヤーオンリーのスキー場として有名になり、ファミリーからモーグラーまで幅広い層に人気を得ています。

伊南村は、四季折々に表情を変え、訪れる人々に驚きと感動・癒しを与えてくれます。

南郷村

南郷村のシンボルマーク

南郷村は南会津西部地方のほぼ中央に位置し、東西10キロメートル、南北13キロメートル、総面積119.5キロメートル2を有し、 87%は林野です。人口は約3,000人、村の中央には『日本一遅い鮎の解禁』で有名な伊南川が貫通しており、その両岸に集落を形成しています。標高は村中心部で529メートルと高冷地です。昭和30年7月に町村合併促進法により大宮村、富田村が合併し現在に至っています。

青々とした草木が茂り、ピンク色した花が咲いている写真

高清水自然公園・ひめさゆり群生地

 6月に入ると、世界中でも福島・新潟・山形・宮城それぞれの県境付近にのみ自生する非常に貴重な植物であり、村の花にも指定されている『ひめさゆり』が開花の時期を迎え、高清水自然公園内のひめさゆり群生地は、県内外より毎年1万人以上の観光客でにぎわいます。『ひめさゆり』は、そのピンク色の優しい花びらとほのかな香りから『乙女ゆり』とも呼ばれ、村のシンボルとして人々の目を魅了しています。